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先端分野への挑戦 高度な技術により「人のための化学」を追求しています。
分析、医療機器、試験・測定装置からバイオ関連機器まで、幅広い製品を提供するシステム インスツルメンツ(SIC)。それらの機器は、明日の医療や食品、環境など、様々な分野で研究を行う方々をサポートすることで、広く人のためになることを目指しています。
ここでは、中でも先端分野における取り組み例をご紹介しましょう。
Case1 「新型ペプチド合成装置の開発」
Point1 多彩な新分野の研究を支援する、新たな装置の開発
Point2 千葉教授の発明によるブレイクスルー、「高性能液相ペプチド合成法」」
Point3 医学、薬学、生物学…etc--新ペプチド合成技術の用途と効果
Point4 そして、新たな挑戦へ
SICではこの他にも 「エバネッセント波応用技術」の開発など様々な取り組みを行っており、今後CASE2, 3 …といった形で随時紹介してまいります。
Point1
多彩な新分野の研究を支援する、新たな装置の開発
遺伝子配列の解析が一段落した現在、医薬品開発や生命科学研究の最前線では、特定細胞において発現しているタンパク質──いわゆるプロテオーム(タンパク質protein + ゲノムgenomeの複合語)を研究する「プロテオミクス」が重要視されています。
そのような研究や開発に使われる多様なペプチド化合物を、“いかに迅速に、低コストで合成するか”という課題に向けて、SICでは東京農工大学農学部と共同で、新たなペプチド合成装置の実用化に向け研究・開発中です。
(平成15年度 科学技術振興機構[旧・科学技術振興事業団]の独創モデル化事業助成金「均一溶液二層化現象を利用するペプチド連続自動合成装置の開発」)
用語 プロテオーム[proteome]
用語 プロテオミクス[proteomics]

用語 ペプチド[peptido]
Point2
千葉教授の発明によるブレイクスルー、「高性能液相ペプチド合成法」」
手間がかかりコストが高いなどの制約がある「遺伝子組み換え法」や、あるいは現在主流となっている「固相合成法」。コンビナトリアルケミストリー(Combinatrial Chemistry、コンビケム)によるこの開発手法にも、「固一液反応であるため、反応効率が悪い」「固体担体であるため、反応の進行を簡便に確認できない」「スケールアップがサイズ的にも困難」などの問題点がありました。

こうした壁を突破するブレイクスルーの役割を果たしたのが、東京農工大学農学部 千葉一裕教授の発明である『相溶・分離状態が温度可逆変化する溶媒セット』でした。「一般的有機溶剤の組み合わせ」が可能で、「二層分離・均一化の温度が選択できる」など、従来の「液相合成法」などにない、溶媒系の物性新現象を備えた画期的な仕組みです。

この発明に、私たちのアミノ酸関連の分析機器やバイオ関連技術などが加わることにより、「加温均一状態で反応、二層分離状態で担体に付加したペプチドを分離」できる、新たな「高性能液相ペプチド合成法」が誕生したのです。従来の合成法の問題点を克服した新たなペプチド合成法として、大きな可能性を秘めています。



用語 固相合成法



用語 液相合成法
Point3
医学、薬学、生物学…etc--新ペプチド合成技術の用途と効果
このコストパフォーマンスの高い、新ペプチド合成法によって、様々な用途が考えられます。
プロテオーム研究、抗原─抗体相互作用研究における生物活性化ペプチド評品の供給
ワクチン、ペプチド系医薬品リード化合物の探索研究
ポリペプチドの合成原料となるオリゴペプチドの供給
アミド系化合物の自動合成装置
プラントスケールのためのパイロット合成試験装置
代謝研究、微量分析用のアイソトープラベル化ペプチドの合成 など
また、期待される効果として、簡便な合成装置の供給による各種研究の活性化はもちろん、分析評価を含むトータルなエンジニアリング事業、多種多様なオリゴペプチドの合成ライブラリ評品に対する技術サービス事業などの創出が挙げられます。さらには、技術の確立に伴う広範囲な分野での職の創出と雇用拡大も考えられ、たんに私たち一社にとどまらない、幅広い経済効果と社会的影響が期待できる技術だと言えます。
Point4
そして、新たな挑戦へ
SICでは、このほかにも各研究機関との連携や産学官共同研究等を通じ、様々な課題に挑んでいます。今後の成果に、どうかご期待ください。
>> SICの特長
>> 最近の産学官共同研究
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